06.23

久しぶりにクラブ。
地下1階の、厚い防音層に遮蔽された空間でオール。もう学生じゃないのになんて言われながらも、レイヴっぽいチューブトップになって踊り、疲れると壁にもたれてフロアを眺めた。ミラーボールの光がポツポツとした点になって降り注ぐと、みんな何か掴むようにして天に腕を伸ばす。暫くしてミラーボールが逆回転し、光が一斉に上空へ吸い込まれていくと腕は下りる。数年前の光景とデジャヴってんなー、とか思いながらボンヤリした。
低域で高速なビートに一瞬のミュート。直後にサイレン音がカットイン。超高速なビートに有機的なベースラインが絡み、女性ヴォーカルの声がゆっくりとフィードイン。しだいに微弱なホワイトノイズとクロスフェード。数分の後、ホワイトノイズは雨の音に変わり、フロア全体が雨に包まれる。
ハコは、この世の分裂を容認し、分裂した世界をもう一度1つに構築し直してくれる気がする。あらゆるものを関係付けてひとつにまとめる。それってアートだよね、なんて言い合いながら朝まで揺れた。

06.18

同期から貰った、数年前に流行ったPOPSをループで聴いてる。
全曲捨て曲なしだけど特に響いてくるのは、付き合ってる恋人を捨て新しい相手との幸福な交歓を歌った曲。昔聴いたときは、なんてどうしようもない歌詞なんだろうって思ったけど、今聴いてみると、このどうしようもなさがなんだかとてもよく分かる。
自分の欲望は常に屈折していたからか、幸福を全面に打ち出した作品って作ってこなかった。でも身体目当てだと直で訴えるこの曲は、なんだか意外に純愛で、こういうの聴いてると、相手にストレートに寄り添うようなそんな作品が作りたくなる。幸福を刻み付けていきたいなあ、人生に、とそんなふうに思ったりしました。

06.08

研修で1つの山場を超える。終業後、同期飲み。会社近くに超美味しい南仏料理屋を発見しでいたので、そこへみんなを連れて行く。バラとライムのお酒を飲みながら、前菜からデザートまでしっかりと食べて、かなり満足。みんなも喜んでくれたのでよかった。明日は三茶でライブ!好きな人に沢山会えるから嬉しい。

06.03

気が付けば6月
品川区の高層ビル内で激しく働いている
企画立てたりプレゼンしたり、あとデザインと映像も
作業量はがっつり映像制作やってる時に比べるとそんな多くないけど
学生時代よりも、なんか精神的にくるな
神経戦? みたいなそんな感じ
  
そんな忙しい毎日の中で
同期の間に小さな恋のメロディが生まれたり生まれなかったりしていて
微笑ましい

05.18

今週は自炊率が著しく低下した週だった。プログラミング研修でヤサグレた後、毎晩飲み歩いて午前帰宅していたような気がするけど、よく思い出せない。でもそんな死のプログラミングからも一応解放されたこの日は、仕事後に五反田で同期仲良し飲み。
癒しを求め、美味しいお好み焼きを食べにいくはずが、人数オーバーで入れず結局飲み屋へ。しかし金曜夜の五反田はどこを歩いても混んでいて、30分くらい居酒屋難民のように街を彷徨い歩く。たまたま入った駅裏アーケドに風俗店とか風俗案内所とかが軒を連ねているのを発見し、五反田のハードコアな一面を垣間みた感じがした。同期がピンサロから出てきた所と遭遇しないためにも、今後この辺りはあまり歩かないでおこうと誓う。
ようやく入った飲み屋では、Nホティが夕飯代わりにホッケをむさぼり食って、トットと帰っていったのが印象的。さすが美大、マイペース万歳。みんなだいぶ素が出てきた感じでピンク馬鹿話三昧でかなり笑った。4大卒の男子に、儚いだとか深津絵里に似ているだとか言われ、軽くめまいがした。分かっちゃいねーなー…仕事始まったらそんなイメージあっという間に崩壊ですよ崩壊…。と自分で思ってちょっと切なくなった。でもまあ4大卒の若い男子と飲むのは単純に楽しかった。でもそれを言うと気味悪がられるので、言わないでおいた。会計時に金額が意外といちゃってて全員でテンパルあたりが新入社員。少し調子に乗って飲み過ぎたかもね、まあでも楽しかったから良かったってことで、また行こう。

05.12

虹の女神 Rainbow Song(初回生産限定盤)(DVD付)
虹の女神
上野樹里かなり良い。細いけど骨格がしっかりしてるから横から映すとすごくしなやかな曲線。可愛い、かなり可愛い。映画自体はあまりにも岩井俊二的というか、何と言うか切ないね。作中で流される自主制作映画「The end of the world」。ホントこんな感じなんだよね自主制作って。ロケ地が大学の一室だったり、母親役が同級生だったり。演出のユルさと反比例する映画への思いがたまらない。そういや上野樹里の役どころを観てたら、T大卒の美系監督Pちゃんを思い出した。Pちゃんは見た目蒼井優タイプだけど、格好とか雰囲気が樹里に似ているね。

05.11

飲み続けの一週間。同期飲み、友飲み、女子飲み…etc。服装がスーツから私服へ完全移行したのを良いことに、気軽に飲みに行ってしまう。結果、ペースと緊張感がちょっと崩れて、早々に落ち込むハメに。余計なことを話し過ぎてしまった飲み会の後で寄った深夜のファミレスで、同期友に「私もうダメかも」と言うと「えー!バカじゃないのー!!」と笑われ、少し救われたような気分に。そう、たぶんテンパってるんです。定点から少し身体をスライドさせてみれば、気が付くこともあるのにね。人がほとんど歩いていない品川の高層ビル群は淋しくキレイだったり。高校の頃の友達、関西方面の友達とか意外な人たちから届くメールがやたら嬉しかったり。眠る前に煙草と一緒に聴くFishmansが優しかったり、とかとか色色。