11.18

風邪が治らず行きつけの病院へ。この病院の特徴は、とにかく検査しまくるところにある。この日も「風邪で気管支が炎症起こしていて、肺炎になりかけているような感じです」と症状を説明すると「じゃあ、採血とレントゲン、やってもいいですか?」と聞かれた。個人的には今にも呼吸困難に陥りそうなくらい苦しかったので「喉の吸引ってあるじゃないですか?あれやって早く楽になりたいです。あと強い薬下さい、点滴でもいいです、早く楽になりたいんです」と切迫した感じで言うと「うち吸引の機械はないんですよ。それから強い薬はあなた胃が弱いからだめ」とすげなく却下された。私は早く楽になりたいだけなのに…その後、採血ルームで採血。看護師が手にする採血用のボトルが思いのほか大きく、終わったときはかなりの開放感を感じた。が直ぐに2本目のボトルが出てきたので思わず「あの私、昨日からヨーグルト一個しか食べてないんで貧血気味だと思うんですけど…」と言うと「あら、大丈夫よ。気分が悪くなったらいつでも言って下さい。横になれるから」と言われ容赦なく血を抜かれた。
レントゲンはレントゲン技師がイケメンだったのがよかった。しかし「吸って下さい」から「はい、はいて」までの間が長く、吸っている間ずっと気管支の奥で「キュルルルルル〜」と機械っぽい音がしていて乙女にとっては過酷な時間だった。検査結果が出るまで待合室で週刊誌。神田うのの婚約相手が、かつて痴情のもつれから相手の女性に刺されことがあるという記事が興味深かった。
血液検査の結果、血液中の成分%から今回の風邪がウイルス性の気管支炎であることが分かった。また血液中のヘモグロビン%が増えていることが判明した。検査結果表を見せながら「ほら、前回に比べてこんなにもヘモグロビンが増えている。食事や生活に気をつけたからかな?よかったですね!」と先生が自分のことのように喜んでくれた。何も気をつけた覚えはないが、とりあえずヘモグロビンが増えていてよかったと思った。