09.14

展示開始

夕食とも何とも言いがたい感じでトマトのキッシュを食す。ドライトマトとオリーブとチェダーチーズがのっかったキッシュ。ペースト部分に大量の生クリームが使われているらしく、クリィーミーかつクドい味わい。1ホールを1/8カットにした大きさながら凄いボリュームで食べ切るのに30分程の時間を要した。かつて、食べても食べても一向に減らない恐怖の中華街仕出し弁当と格闘したことがあるが、今回の対キッシュ戦はその時以来の死闘であった。
よく知らない人から、こういう食の細さと食べる遅さを嫌がられることもある。でも昔のことだけど自分には何も口にすることが出来ない時期があって、それが尾を引いているのか、いまだに一度に沢山食べたり早く食べたりすることが出来ない。だからボリュームのあるものを目の前に出されると混乱して戸惑ってしまう。食べることが幸せや充足感に直結する時がいつか自分にも戻ってくるのだろうか。空になったお皿を見ながらそんなことを思った。