08.04

トリツカレ男 (新潮文庫)
『トリツカレ男』いしい しんじ
ぱっと見の作風から宮沢賢治っぽさを想像していたけど読んでみたら全然違っていた
児童文学風文学、なのに登場人物が突き放された描写で書かれている
結果、児童文学風文学特有の甘みがない
どことなく切なさが漂うファンタジー、大人向けの寓話といったところだろうか