12.17

朝から桜木町横浜美術館で「アイドル」展を見る。コンセプトが明確で、まとまりの良い展示。篠山紀信の作品がとても良くて、特に映像作品「NHK特集山口百恵 激写/篠山紀信」が素晴らしい。作品時間50分の長尺、しかも静止画のみで構成された映像。にも関わらず、上映部屋に居合わせた客はほぼ無言で、百恵の繰り広げる喜怒哀楽を50分間じっと見つめ続ける。ほとんど奇跡的な作品だと思った。あと草間弥生と西野正将もよかった。草間は自作の詩を朗読するパフォーマンス映像。詩の内容は壮大すぎてイマイチ分からないけど、詩を読み終わった後に「私は死ぬまで美術をやります」と宣言する壮絶な姿に痺れた。でもその直後に「わたしの詩を聴いてくれてどうもありがとうございました」と少女めいた潔癖さで礼儀正しく挨拶。このあまりに激しいギャップ、これがアイドル草間の魅力なのかな?自分と同い年の西野、弱々しいけどしぶとさも感じさせるリアルにイマドキな作風。「walking riverside」のある種の超越を感じさせる終わり方が素敵だった。昼からzaim、A.I vol.2。美術館から日本大通りまで歩いたら少し遅刻。



Nihon Odori

Zaim202

W.S by Kenta

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