07.26

芸術起業論
村上隆『芸術起業論』
彼らが作品を生成するまでに踏むプロセスに興味がある。出来上がったモノよりも、そこに至るまでの思考の流れや流れを構築していく方法にセンスがあるように思う。美大も含めた日本のアートシーン全般に対する辛辣な発言も収録されているが、全編を通して展開される曇りのない分析が強く美しい。学校で誰かと話しているより好きな場所でこの本を読んでいた方が有用な時間を過ごせると感じる。